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むち打ち症のメカニズム

2015.05.09 | Category: 未分類

今日は、千歳烏山治療院の山本です!

ゴールデンウィークも過ぎて暖かい季節になってきましたね。
連休明けでまだ仕事モードになってない方もいるのではないでしょうか?
大変ですが頑張って行きましょう!

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今回は、交通事故のケガで一番多い『むち打ち症』が起こる原因と
症状が重症化しやすい理由を説明致します。

 

むち打ち症は、交通事故の衝撃によって瞬間的に背骨を前後・左右に振られ、
その名の通り『むち』を振り下ろした様に背骨がしなることで、首・背中・腰をはじめ、
周囲の組織を傷める現象をいいます。

 

背骨には一番上に頭が乗っており、交通事故の衝撃を受けると頭が起点となって勢いがつき、
まるで『陸上のハンマー投げ』の様に背骨が激しく揺さぶられます。
その結果、ぶつかった衝撃が小さくても身体のダメージは大きくなるのです。
また、『むち打ち症』は背骨全体が揺さぶられますが、胸から下の胴体はシートベルトで座席に固定されているので、フリーな首が一番振り幅の大きい動きをするので『頚椎捻挫』や『頚部捻挫』が多くなるのです。

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背骨のはたらきは、身体の支柱だけではなく、脳と同じ中枢神経である脊髄が入っておりますので、
守るために周囲を靱帯や筋肉で補強しています。
しかし、むち打ちの瞬間的な衝撃は筋肉が防御するスピードより速いので、
勢いが衰えないまま背骨に加わるので、その結果関節の可動範囲の限界を越えて背骨がしなり、
『捻挫』を起こし、靱帯・筋肉・椎間板・骨などを損傷させるのです。
また衝撃時に椎間板や靱帯などが神経組織を圧迫すると、
手足のシビレや自律神経失調になり頭痛・吐き気・慢性痛などになります。

 

事故直後は症状がなくても、数日や数週間経ってから、強い症状がでてしまう場合が少なくありません。
自己判断はせず、我々むち打ち症の専門家へ是非ご相談下さい。

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