眠気と花粉症
皆さんこんにちは。
月島治療院の北です。
3月に入り暖かい日も多くなり段々と日が長くなってきていますね。
さて今回は、睡眠不足によって起こる交通事故についてと、花粉症が原因で起こってしまった交通事故についてお話していきたいと思います。
まず睡眠不足と言っても人によっては3時間で充分という人もいれば、10時間寝ないとダ
メという人もいます。
一般的には6~8時間位が多いのではないでしょうか?
ただこの中でも7時間以下ですと事故リスクは高まります。ちなみに、5時間以下の睡眠時間での運転は缶ビール500ml相当の飲酒した時と同程度の眠気を引き起こし、作業能力が低下します。
とある調査によると、7時間睡眠のドライバーに比べ5~6時間だと1.9倍、4~5時間で4.3倍、4時間未満だと11.5倍もの事故リスクが高まります。
居眠り運転事故を起こした、多くのドライバーは睡眠不足での運転は危険であると認識しているにも係わらず、およそ3割が慢性的な睡眠不足の状態で運転していた事を認めています。
ハンドルを握るからには万全の状態であってほしいものですね。
ここで居眠り運転防止の為の対策をいくつか挙げてみます。
1. 仮眠をとる
2. 体を動かす
3. 顔を洗う
4. 目薬をさす
5. 窓をあける
6. カフェインをとる
7. ガムを噛む
8. 話す、歌う
等があります。
どれも定番の方法ではありますが、実践するとしないとでは大きく差が出ます。1~3はサービスエリアなど駐停車出来るところに限りますが特に有効です。
充分な睡眠をとったにもかかわらず運転中に疲れや眠気を感じたら、無理せず休憩を取ってください。
続いて2016年に花粉症によって引き起こされてしまった交通事故についてお話しします。
加害者は当時、花粉症の症状で前方を注視しにくい状態にあったにもかかわらず運転を続け、くしゃみの連続でハンドル操作を誤り対向車線に自車をはみ出させて、軽自動車と正面衝突を起こし死亡事故に繋がってしまいました。
私も花粉症でくしゃみが止まらない時も多々ありますが、判例で裁判官は「花粉症でくしゃみやかゆみがひどくなった時、容易に駐車できる状況であったこと、花粉症の症状が出た場合、すみやかに運転を中止するべきであり、過失は軽いとはいえない」と指摘しています。
花粉症が安全義務違反になるという判例でとてもビックリした記憶があります。
ここで花粉症の季節に運転する際のマナーをまとめます。
1.花粉を車内に持ち込まない
2.花粉症が発症したら速やかに停車する
3.薬を飲んだら運転しない
4.花粉症の季節は運転を控える
近年では、日々ストレスにさらされ常に緊張している状態です。自律神経のバランスが安定せず、たくさん寝たはずなのに疲れが取れない人も多いはずです。また花粉症はアレルギー反応ではありますが、免疫自体は自律神経と深い関係があります。
当院ではマッサージ、鍼灸、カイロプラクティックでの自律神経の調整や全身の緊張を取り除く事が有効だと考えております。
お車を運転される方もそうでない方も4月を迎える前に体調を整えてみてはいかがでしょうか?