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自転車保険義務化から1年

2021.05.02 | Category: 未分類

皆さんこんにちは。

 

月島治療院の川瀬です。

 

GWはいかがお過ごしですか?

天気もいいのでサイクリングなど楽しまれる方もいらっしゃると思いますが、その自転車は【自転車保険】に加入されていますか?

 

東京都では、2020年4月1日から施行した改正「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」により、自転車利用中の対人賠償事故に備える保険等への加入が義務となっています。

全国で自転車保険が義務化されるようになったきっかけは、自転車事故による高額な賠償の支払いを命じる判決があったことです。

 

特に2008年に神戸で発生した事故での判決命令は全国的に注目されました。小学5年生の子どもが自転車に乗っているときに女性に衝突し、女性は頭蓋骨骨折、意識不明の重体となった事故です。
この事故に関しては2013年の裁判で、子どもの保護者に対して約9,500万円もの賠償金の支払いを命じる判決が下されました。

 

日常生活で身近な自転車は事故もまた身近にあるもの。そして誰もが「加害者」にも「被害者」そしてその家族になり得るのです。
被害者にとっても加害者にとっても重大な結果となってしまったこの事故を重く受け止め、兵庫県は2015年に国内で初めて自転車保険の加入を義務づける条例が制定されました。

自転車事故による高額な賠償事例はほかの地域でも多発しています。そこで兵庫県での義務化をきっかけに、全国の地域でも義務化が進められています。

 

各地域で、条例によって義務化がされているものの、自転車保険に加入していないからといって罰則があるわけではありません。2020年現在、罰則規定を設けている地域はありません。

とはいえ、罰則があるなしにかかわらず、条例によって加入することを義務付けているものですから、万が一への備えはしておきたいものですね。

 

自転車の事故では自転車に乗っている自分自身が大きなケガをする可能性もあります。

義務化をきっかけに自転車事故の危険性、自転車の安全運転の大切さ、自転車事故に備えた保険について考えてみてはいかがでしょうか。

 

当院は自粛の対象ではなく、通常通り診療しておりますので衛生管理を徹底し、地域の皆様の健康をサポートさせて頂く所存でございます。

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