症状紹介『腕神経叢損傷』
穏やかで過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか(^^)?
大森駅前整骨院の瀧浪です。
季節の移り変わりに体調を崩される方が多いので体調管理を怠らないようにしてくださいね♫
今回、事故の症状紹介として上げさせてもらうのは
『腕神経叢損傷(わんしんけいそうそんしょう)』です!!
腕神経叢損傷は、オートバイの転倒などにより腕を急に引き伸ばされた際に発生することが多い症状です。
頚椎・胸椎(背骨)の一部から出て腕に繋がる神経の束(腕神経叢)が、鎖骨付近で損傷し、肩や腕の運動、知覚が麻痺するものです。
治療にあたって最も重要なことは,損傷部が非回復性の節前損傷(根引き抜き損傷〉か,十分回復の期待のもてる節後損傷であるかの鑑別をすることです。
事故後、なるべく早く病院にて脊髄造影(ミエログラフィー)・軸索反射テストにて治療可能な状態か調べましょう。
当院では、治療可能な節後損傷に対し、リハビリにて神経の活性化にアプローチを加えて、以前の状態に近づけるようにしていきます。
【用語解説】
※節前損傷(根引き抜き損傷〉…神経根が脊髄から引き抜かれたもので麻痺は回復しません。
※節後損傷…神経根か、その遠位での損傷である程度の回復が期待出来ます。
※脊髄造影(ミエログラフィー)…背骨に造影剤を脊髄腔内に注入し、X線でその拡散の様子を透視・撮影する検査法です。
※軸索反射テスト…神経叢(しんけいそう)にヒスタミンを注射すると、皮膚が発赤したり腫れたりします。