Blog記事一覧 > 未分類 > 被害者請求と加害者請求

被害者請求と加害者請求

2015.04.10 | Category: 未分類

こんにちは。
月島治療院の石川です。

暖かくなりますとお出かけしたくなりますね。
そうしますと交通量も増えますので、皆様は安全運転を心掛けて下さいね。

今回は、被害者請求と加害者請求のお話をしたいと思います。

自動車事故であれば当然被害者と加害者がいます。自賠責保険に於いて、どちらに過失責任が多いかどうかは関係なく、単純にけがをした方が被害者、ケガをさせた方が加害者となります。

つまり、

信号待ちをしているときに、後方から別の車に衝突された場合、普通に考えると衝突された方が被害者となります。しかし、衝突した方が怪我をした場合、衝突した方が被害者になり衝突された方が加害者となります。
この考えに基づいて、被害者請求と加害者請求について見ていきましょう。

・被害者請求とは

被害者請求は、被害者が加害者の加入している自賠責保険に直接請求する方法です。 
自賠責保険は、被害者救済のための保険ですので、加害者側が手続きをしてくれなくても、被害者側から保険金を請求できるようになっています。
ただし、請求するにはいくつかの書類が必要となります。

基本的には

①自賠責保険金支払い請求書
②交通事故証明書
③事故発生状況報告書
④診断書、診療報酬明細書
⑤印鑑証明
などが必要となってきますが、事故の状況により必要書類が異なる場合があります。
これらの書類は自賠責の保険会社へ問い合わせれば、窓口もしくは郵送で受け取る事が出来ます。

・加害者請求とは

 まず、被害者に加害者が賠償金を支払います。その支払った金額分を加害者が加入している自賠責保険へ請求する事を加害者請求といいます。この際は、被害者が賠償金を受け取ったという領収書が必要となります。
実際にはこのような請求の仕方はあまり行われておらず、一般的には加害者請求の一つの一括払い制度が行われている事が多いです。

・一括払い制度とは

 加害者の加入している任意保険会社が自賠責保険と任意保険の賠償金を一括して被害者に支払う制度の事。これは加害者側の任意保険に組み込まれているサービスの一環で、通常自賠責保険と任意保険を別々に請求するのですが、任意保険が自賠責分を立て替えますので、請求の手間が省けます。
その後任意保険会社は一括して支払った分を自賠責保険会社から回収します。                                               

これからの季節外出が多くなっていくと思います。自分自身がいくら気を付けていても、被害者にも加害者にもなり得る可能性があります。
とは言うものの滅多にある事ではないので、保険の仕組みや対応など分からなくて不安な事もあると思います。

我々が力になれることは全力でサポート致しますのでよろしくお願いします。

初めての施術の流れ