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梅雨は交通事故が多発する季節です!

2021.05.25 | Category: 未分類

こんにちは。

大森駅前整骨院の佐々木です。

間もなくジメジメと雨が降り続く梅雨の季節がやって来ますね。

梅雨は恵みの雨をもたらしてくれる一方でいろんな災害トラブルも引き起こします。

 

この梅雨時は交通事故という人災が多発する季節でもあります。視界悪化による「追突事故」や「歩行者を跳ねる事故」、水たまりでブレーキ制御不能になる「スリップ事故」など大事故・死亡事故が毎年頻発しています。

 

無用な交通事故は避けたいものです。梅雨が始まる前の安全運転対策についてお話していきたいと思います。

 

交通事故が最も多い月は11月から12月という年の瀬がピークです。これは正月へ向けて物流の往来が激しくなり交通量が増えることが大きな要因です。その他には、3月、10月と季節の変わり目の行楽シーズンにも事故はよく起こりますが、さらに事故が多発している時期が6月、7月の梅雨時です。

 

平成25年は発生件数だけで見ると56,270件と12月の次に多く起きています。6月、7月は大型連休など無いにも関わらず交通事故の発生、死亡事故の件数が多いのはなぜでしょうか?

 

考えられる要因としては梅雨の長雨によるものです。

 

・梅雨に交通事故が多発する5つの要因
梅雨の交通事故と聞くと「雨による視界の悪化が原因」だと考える人が多いと思います。

もちろん、視界の悪化は大きな要因の一つですが、それだけでなく「ドライバーの心理状況」や「歩行者の行動癖」によるものが影響して事故を引き起こすケースもあります。

 

1.雨による視界の悪化
交通事故が多発する時間帯は季節関係なく薄暗い明け方と夕方というのは広く知られています。それで言うと梅雨時は空も曇天で薄暗い状態が続きますので視認悪化による事故が起きやすい状態にあります。

しかも雨が降るとさらに視界は悪くなりますし、ドライバーは運転時にフロントガラスの前面にワイパーを使用しますので視界の悪化に輪をかけることになります。梅雨は長雨が約1ヶ月半も続くわけですから事故が起きる必要条件が揃っている状態と言えます。

 

2.雨音による車内と車外の音の遮断
雨音
ドライバーは運転時には8割以上が“目からの情報”により車を運転すると言われていますが、その他は“音による情報“を頼りに運転します。

梅雨時の運転で悩まされるのが雨音の問題です。地面や車体に叩きつけられる雨音が外の音を遮断しますので耳から入る情報がおろそかになります。

前方や後方から来る車やバイクのエンジン音が聞こえないために「出会い頭の事故」が起きやすくなり、また子どもの遊び声が雨音でかき消されることにより「衝突事故」が発生しやすくなります。

梅雨時の運転時には「車内の音楽を消す」、「少しだけでも窓を開ける」など、外の音をキャッチしやすくなるような工夫が求められます。

 

3.雨(水たまり)による路面の悪化
雨が降り続くと道路には水たまりができますが、この水たまり大きくなるとタイヤが滑りやすくなり事故を起きやすくなります。

「ハイドロプレーニング現象」という言葉を覚えていますか?

運転免許の講習などでよく出てくる単語なので何となく覚えているという人も多いと思いますが、これは水たまりを走行中に起きる現象で「タイヤと路面の間に水が入ることで車がアイススケートのようにスーッと滑ってハンドルやブレーキが効かなくなる」というものです。

大きな水たまりの中をスピードを出して走行している際によく起こります。この減少が起きる原因は「スピードの出しすぎ」、「タイヤの溝の摩耗」、「タイヤの空気圧不足」の3つが主な原因です。

また、雨のスリップ事故はカーブを曲がる時にもよく起こります。急カーブが多い道路ではスピードを落として走行することが必要です。

 

4.歩行者の行動の問題
梅雨に交通事故が多いのはドライバーの過失だけが問題ではありません。歩行者は傘をさして歩くため視界が悪化します。また、雨を避けるために視線は下を向きがちになります。特に高齢者はその傾向が強くなります。

そのため自然と前方・後方の注意がおろそかになり事故に巻き込まれやすくなります。

また、子どもは雨の日でも構わず外で遊びますが、雨により「周囲がよく見えない」、「雨音で車のエンジン音が聞こえない」ために急に道を飛び出したり、道路を横切るケースがあります。

このようにドライバーも歩行者もお互いが「視認の悪化」、「聴力の悪化」になるため事故が増えることになります。

子どもを持つ親や高齢者がいる家庭は反射材を身に着けさせるなどの工夫が必要です。

【雨天時の歩行者の行動で気をつけるポイント】

子どもの急な飛び出しがある
雨に濡れたくないために無理な道路の横断がある
横断歩道を渡らない人が増加する
信号を無視する人が増える
傘をさして自転車運転する人が増える

 

5.ドライバーの心理的な問題
梅雨時の運転は平常時と違い「視界の悪化」、「路面の悪化」、「雨音」という3つの問題により集中が必要になります。そのためドライバーには心理的に大きな緊張とストレスが加わります。

また、道路は雨の影響で車の量が増えてノロノロ運転になりがちです。渋滞も多くなるためイライラすることが増えます。できるだけ目的地に早く着きたいという焦りが生じて運転が乱暴になり事故の増加を招くことがあります。

また、「雨の日は早く家に帰りたい」という心理も働きますので、家路を急ぐあまり一般道などでは車のスピードを出す人が増えます。

雨で視界が悪い中でスピードを出せば「スリップ事故」、「衝突事故」の確率が上がるのは言うまでもありません。

 

毎日のように雨が降り続く梅雨の時期に交通事故が多発する理由についてご理解いただけたと思います。

しかし、「スリップ事故」、「ハイドロプレーニング現象」怖いですね。

備えあれば憂い無しですので、梅雨に入る前にしっかりと車のチェックとメンテナンスをする。そして、雨の運転でもストレスが無いような状態で安全運転を心がけたいものですね。

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