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今年もメディカル・ケアグループをよろしくお願いいたします!

2023.01.09 | Category: 未分類

こんにちは!

新橋汐留治療院 藤原です。

 

厳寒の折、お健やかに新年を迎えられたことと存じます。

 

年末年始の帰省などで運転される機会も多くあったと思いますが、交通事故もやはり増えており、様々なトラブルがあったようです。

今月の2日には見通しの良い交差点で4人がお亡くなりになる、痛ましい事故があったようです。

 

なぜ見通しの良い交差点でこのような事故が起きてしまったのか。

そこには目の錯覚「コリジョンコース現象」というものがあるようです。

 

 

 

コリジョンコース現象とは?

白昼、田畑が広がるような見通しのよい交差点で衝突事故が起きることがあります。
本来なら事故が起きる危険がないと思われる、見通しの良い広い田園地帯など、長距離を走行していても背景がほとんど変化しない平地で道路が直角に交差する交差点で発生しやすいとされています。
なぜ見通しの良い道路であるにもかかわらず、見えているはずの車を認識できないのか、コリジョンコース現象が起きる要因について解説します。

 

 

コリジョンコース現象が発生する要因

 

人間の視覚が持つ特性に原因がある

人間が持つ視野の範囲は、前方に左右それぞれ100度前後です。そのうち、対象物の色や形を正確に判別できる「中心視野」は、正面から左右35度以内の範囲に限られています。

外側36度~100度の範囲は、「周辺視野」と呼ばれており、一応見えてはいるものの、動いていないものの色や形を正確に判別することはできません。
つまり人間は「周辺視野にあるもので、動いていないものは認知しづらい」ということになるのです。この特性が、コリジョンコース現象を引き起こす原因になっているのです。

 

コリジョンコース現象で事故が起きるプロセス

では「進行方向に直角に交差する十字路が存在し、自分の車とほぼ同じ速度で走行する自動車が交差道路から交差点に向かって進行している」という状態をイメージしてください。

このとき、周囲の見通しはいいわけですから、本来なら交差道路から向かってくる車には問題なく注意を払うことができると考える方がほとんどでしょう。

しかし、先にお話ししたように人間は、周辺視野の動いていないものは認識しづらいという特性がありました。

2台の車が直角に同じスピードで交差点に近づくと互いの車が常に45度の位置になり、相手の車が常に自分の周辺視野の同じ場所に位置して、止まっているように見えてしまうため相手の車の発見が遅れてしまうというのです。

また同じ速度で近づいてくる相手の車が自分の車のフロントピラー(窓柱)に隠れたままとなることもあり、その存在自体に気がつくことができないこともあるのです。

実際に、コリジョンコース現象と思われる事故に遭遇した人は「事故の直前まで他車の存在に気がつかなかった」、「気づいていたが、衝突の危険があるとは考えなかった」と証言するケースが少なくありません。

こうした声からも「周辺視野のため認識できない」「見えていても、止まっていると錯覚して危険だと認識しない」「死角になっている」という非常に危険な状態に陥っていることがわかります。

 

コリジョンコース現象による事故を防ぐ対処法

 

首を動かして左右の安全を確認する

コリジョンコース現象が起きやすい場所で交差点に差し掛かったら、かなり手前の位置から首を動かして左右の安全を確認してください。

目だけを動かすのではなく、顔の向きを動かすのがポイントです。

人間の視覚的特性によるリスクを回避するために、周辺視野ではなく、色や形を判別でき、動いていないものも認知しやすい中心視野で安全を確認するためです。

 

道路標識をよく確認する

コリジョンコース現象の危険性は、今日ではよく知られるようになったため、行政も対策を進めています。

たとえば、手前に標識が設置された交差点や、信号がないのに停止線がある交差点などが増えてきました。

見通しの良し悪しといった周囲の景観だけで安全かどうか自己判断するのではなく、道路標識を見て危険を察知するようにしましょう!

 

交差点を通過する際は細心の注意を

首を動かして安全を確認したとしても、ピラーの死角に入っているなどして他車の存在を見落としている可能性もあります。

また、広い道路では道幅を見誤りやすいので、走行中の道路のほうが優先道路のように見えたとしても油断してはいけません。

一時停止の看板がない交差点でも、手前で少し減速するなどして安全に通過してください。

コリジョンコース現象は、発生しやすい道路環境と人間の視覚特性がたまたま重なったときに生じます。

「周囲の安全をよく確かめる」、「道路標識に注意を払う」といったごく当たり前の行動でリスクを減らすことが可能です。

「見通しがいいから」といった理由で油断せず、常に安全確認を怠りなく行うことが一番の対策だといえるかもしれません!

 

上記の対処法を実施し、交通事故を未然に防ぎましょう。
万が一車の事故により治療が必要な場合、ご相談は、メディカル・ケアグループへご相談ください。

 

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