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症例紹介『下腿のコンパートメント症候群』

2015.11.21 | Category: 未分類

 

こんにちは。

 

大森駅前整骨院の佐々木です。

 

季節の変わり目ということもあり、

 

朝晩、随分と寒くなってきましたね。

 

風邪やインフルエンザなど流行っていますので

 

皆様、どうぞお身体にお気をつけください。

 

 

さて今回のテーマは、交通事故による『下腿のコンパートメント症候群』ついてです。 

 

 

 

 

 

・下腿のコンパートメント症候群とは

 

交通事故などで受けた外傷などにより下腿の

 

組織内圧が上昇することで部位に障害が出る

 

症状です。下腿の筋肉に囲まれた区画内で

 

起きた症状が悪化すると組織が壊死することもあります。

 

 

 

・症状

 

下腿は輪切りにすると筋膜などの4つ区画(コンパートメント)されています。

 

交通事故による急性型では、激しい痛み・筋肉の硬直・神経麻痺 

 

などの症状があり中でも痛みは鎮痛剤を飲んでも

 

治らない激しいものになります。

 

更に症状が進むと組織内の細動脈の血行障害が起き、

 

筋腱神経組織が壊死することもあります。 

 

 

 

・原因

 

下腿の4つのコンパートメントの

 

いずれかで起こります。

 

各コンパートメントには筋肉、血管、リンパ、神経などの

 

組織が含まれています。交通事故などの外傷で筋肉は炎症が

 

起きたり出血が起きると腫れが膨張します。

 

その結果コンパートメント内の内圧が上昇します。

 

組織内の内圧の上昇が続くと毛細血管がつまり、細動脈の

 

血行障害を引き起こします。 

 

 

 

 

交通事故でこのような症状が出た場合には、

 

まず患部をアイシングし心臓より高い位置に足を

 

置くようにして下さい。

 

交通事故などによる急性型の場合は組織が壊死すると

 

再生ができないため、迅速な処置が必要となります。

 

 

 

 

 

もし事故をして、一人で歩けてもそれは単に

 

身体が興奮しているだけです。

 

あとから症状が出てくることも珍しくはありません。

 

 

 

今そのような状況にあるかたは、必ず病院へ行き

 

そのあとの治療も行ってください。

 

 

 

わからないことがありましたら、

 

いつでもメディカル・ケア各院にご相談下さい。

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