過失割合とは?
こんにちは。
月島治療院の石川です。
早いもので1年の半分が過ぎましたね。これから暑い日が続きそうなので、熱中症等には充分注意して下さい。
今回は過失割合についてお話したいと思います。
交通事故の被害に遭われて、ただでさえどうしたらいいのかわからない状況で保険会社から過失割合の話をされてもそれが適正な割合だと判断するのは難しいと思います。
過失割合とは、その交通事故に対する当事者の責任の割合であり、多くの場合はどちらかの一方的な責任にはなりません。
被害者の方にも幾らかの過失が認められるケースが多いので、そうなるとお互いの加湿割合を決めなければなりません。
・過失割合は誰が決めるのは警察?保険会社?
過失割合は保険会社が決めます。交通事故が起きた場合、当然警察へ連絡しますが、その後の交渉は民事不介入の原則により警察は口を一切はさみません。
損害賠償や示談、過失割合に関しては全て保険会社が決めていきます。
勿論、通知してくるのも保険会社です。
本来であれば当事者同士で話し合いをして決めていけば、お互い納得の上での事になりますが、当事者が加入する保険会社の担当が交渉を代わりに行う事が通例となっているようです。
事故の被害者としては、自分には何も落ち度がないと思っている所に自分にも責任があるといきなり聞かされ、補償が減額されれば納得もいかないと思います。
・過失割合の決まり方
何をするにおいても一定の基準が必要となり、過失割合についても定まった相場があります。
それは判例タイムズの「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」というものがあり、示談交渉や裁判での判決を出す際にも用いられる法律的な基準です。
とは言え、保険会社が提示した過失割合をそのまま受け入れる必要はありません。
ご自分で判例タイムズの基準を調べるのも一つの手ですし、弁護士特約に加入していれば弁護士に相談するのも効果的です。
交通事故は分からない事だらけです。
全てを一人で抱え込まず、疑問があれば相談に乗ります。
ケガの治療を専念して不安をひとつずつ解消していきましょう。