梅雨時期の痛み
こんにちは!
月島治療院の川瀬です。
6月も後半に差し掛かり、じめじめとしてさっぱりとしない日が続きますが、
皆さまは体調崩されたりはしていないでしょうか?
さて、今回はこの様な時期のむち打ち症についてお話したいと思います。
交通事故の際、車がぶつかったり急停車したりした衝撃により首が強く伸ばされると、むち打ちが引き
起こることがあります。
むち打ちになると、首の痛みだけではなく、頭痛・吐き気・めまいといった症状が現れることも多くあり
ます。
むち打ち症は、雨や台風などの天気に左右されて症状に変化が起こることがあります。
低気圧になると、人間の身体の中にある水分が膨張し、細胞内の水分も圧力の低い外に向かって膨張していきます。
これにより、頭の血管が膨張すれば頭痛、喉の血管が膨張すれば気道が腫れて喘息の症状が発症しやすくなります。
さらに、低気圧の日は酸素の濃度が下がり、酸素が薄くなると、身体の中では血管が膨張するとともに、
痛みを発生させる物質プロスタグランジンが分泌され、これが痛みの原因となることがあります。
また、このような身体のバランスを自律神経で調整しています。自律神経は、外部環境の変化(気温・
気圧の上昇や低下)に体を適応させようとする働きがあり、気圧の変化に対応している状態が生じます。
むちうちの痛みのみならず、身体に古傷を抱えた人が低気圧で身体の不調や痛みを訴えるのはこのよう
な理由もあるのかもしれません。