患者様からのご質問 ~治療範囲~
こんにちは。
新橋汐留整骨院の鎌田です。
いよいよ梅雨明け間近ですね。
今年は記録的な日照不足により例年に比べ大量を崩されている患者様が多い印象です。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今回も患者様からのご質問内容にお答えしていきますが、今回は少し普段と内容が異なります。先日、交通事故で骨や関節だけでなく皮膚組織にまで大きな損傷を負った患者様が数か月の入院を経て、当治療院に転院されてきました。
当初は事故の規模が大きかった為、患部の切断も懸念されていたようですが、幸いなことに事に大事には至らず整骨院で治療可能なレベルまで回復されています。
そして、しばらく通院を続ける過程で患者様から「治療統一」のご相談がありました。
内容は骨や関節はもちろん、傷口周辺の皮膚組織回復などを含めた外科的治療を医師に代わってお願いしたいとのご要望でした。
残念ながら我々、柔道整復師は医師ではないため治療範囲に限界があります。
今回はその範囲をご説明させていただきます。
Q, 柔道整復師の治療範囲は?
A, 柔道整復師は医師を除き、骨折・捻挫・脱臼・打撲・挫傷(筋や腱の損傷)が施術可能な国家資格となります。したがって、出血を伴う裂傷や傷口処置などの外科的処置は医師の範疇になるため対応することが出来ません。万一、上記にあった骨折で患部に出血が伴う場合では合併症の危険性から処置が困難となります。
傷口が完全に塞がり、周辺組織の痺れやむず痒さなどが生じた場合。その他、上記に該当しないお怪我に関しては必ず医師の相談を経て治療を進めていきます。
いかがでしたか?
一つの怪我に対して複数の医療機関に通うことはエネルギーが必要となり、時間調整には大変なご苦労があるとお察しいたします。可能であれば一本化してしまう方が負担軽減に繋がることは間違いありません。
しかし、各医療機関の治療範疇により、どうしても複数通う必要は生じてきます。その点につきましてはご理解を頂ければと思います。
メディカル・ケアグループでは今回ご紹介した内容以外でもご相談も受け付けております。お気軽にお問合せください。