2月に多い交通事故の特徴
こんにちは。
大森駅前整骨院の佐々木です。
2月に入り、寒い日がまだまだ続いておりますが、皆様、体調などはいかがでしょうか。
2月は、寒気の影響で各地で降雪や凍結などがあり、スリップによる衝突など冬型事故が多発する時期です。
車間距離や側方間隔を十分とるとともに、強いブレーキや急なハンドル操作をしないために、的確な危険予測が必要となります。
気象情報や経路の規制情報の収集を徹底しましょう。
■正面衝突が多いスリップ死亡事故
2月は、場所によって降雪により道路が非常に滑りやすくなりますが、雪の降らない地域でも朝晩の冷え込みにより凍結してスリップする危険が高まっています。
冬場のスリップ要因による死亡事故を分析した資料によると、以下のような特徴が明らかになっています。
①スリップ事故の発生場所はカーブより、平坦な直線道路が多い。
②正面衝突が約6割を占めている。
③正面衝突は普通車が第1当事者となる事故が多く、普通車が大型車や中型車と衝突する事故が 約7割を占める。
④雪道の直線道路で、事故直前の速度が40km/hを越えると死亡事故の割合が高くなる。
直線道路などを走行しているとつい油断しがちですが、少しのスリップでも対向車線への逸脱による正面衝突事故や道路脇への衝突事故に結びつく恐れがあります。
直線ではカーブほどスピードを抑えていないので、衝突した場合の衝撃が大きいです。
乾いた道路を走行する場合と比べて、格段に危険であることを肝に銘じて走行しましょう。
また、対向車が中型車以上の場合は、普通車では自分自身が死亡事故に巻き込まれる恐れが大きいことを意識してください。
■運転前に下の項目をチェックして心がけましょう。
・少しの雪でもスタッドレスタイヤかチェーンを用意して走行する。
・雪道では危険予測意識を高めて、早めにアクセルを戻すように心がける。
・前日に雪が降った日の朝は、凍結を予測して走行する。
・雪道でハンドルをとられるように感じたら速度をゆっくり落とす。
・雪道で一時停止場所を見つけたら早めに減速してゆっくり近づく。
・凍結した道路では対向車の動きに十分注意して速度を上げすぎない。
・濡れたアスファルト路面に見えても凍結を予測して走行する。
・雪道では停止する前にごく軽く予告ブレーキを踏み後続車に警戒を促す。
■ネット情報に目を配り、最新の情報をゲットしよう
これから降雪や寒波などによる道路状況の変化が激しくなります。
運転者に的確な指示を行うためにも、道路情報・気象情報の収集に努めましょう。
国土交通省は各地の国道事務所や整備局と連携して、インターネットホームページとツイッターによる道路情報の提供を行っています。
関係する地域の道路情報ページをフォローしていると、急な降雪による危険箇所や通行止めの発生などを道路別に即座に知ることができます。
突然の大雪などで情報ページのアクセスが混み合う場合は、ツイッターの情報が閲覧しやすく有効です。
また、気象庁では現在から3日先(72時間後)までの降雪予測情報も提供しています。
また、日本道路交通情報センターのインターネット上の地図で、地震・大雨や豪雪など自然災害による大規模な交通規制が発生した場合、通行止め或いは通行実績情報を更新するサービスを実施しますので、それらのページにも目を配っておきましょう。
2月にはだんだん日が長くなってきますが、冬の天気は変わりやすく、夕方は曇りがちで暗くなるのも早いので、早めのライト点灯が重要です。
特に冬場は黒っぽい服装が増えて歩行者の姿を見落としやすくなっています。
早めに点灯すると遠方の歩行者の姿も確認しやすくなります。
ライト活用を意識して、周囲の警戒を徹底しましょう。
早めに点灯する思いやりが、交通事故減少に結びつきます。
遅くても日没の30分前にはぜひ点灯するとともに、夕刻に増える歩行者事故を警戒して運転しましょう。