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症例紹介 『スミス骨折』

2014.09.04 | Category: 未分類

こんにちは!大森駅前整骨院の瀧浪です。
蝉の鳴き声が少なくなってきて夏の終わりを感じますね♪

今回、紹介するのは『スミス骨折』です。
聴きなれない症状ですが、正式名称は撓骨遠位端部屈曲型骨折(トウコツエンイタンブクッキョクガタコッセツ)と言い、自転車や自動二輪での転倒などで発生することがあります。

我々、人間の前腕部(肘~手首の部分)は橈骨(トウコツ)と尺骨(シャッコツ)の二本の骨で構成されています。
車と接触した際、自転車などのハンドルを握ったまま転倒して手の甲を強打することにより、橈骨の手首側(遠位端部)が手の平の方(掌側)に転位する骨折をスミス骨折といいます。

自転車(転倒)

転位(骨のズレ)が少ないものは3~4週間ギプスで固定をし、転位が多いものは、ドクターよりスクリューピンにて骨が転位しないように固定をします。
固定中は筋肉の運動量が極端に減るため、筋肉の重量が減り細くなってしまいます。
また、関節も固定していた場合は、固まって動きが悪くなってしまいます。

後遺症として
①変形治癒
②関節拘縮
③正中神経絞扼(手の痺れ)
④RSD(以前、紹介したブログを参考にしてください)
⑤尺骨突き上げ症候群(骨の変形により橈骨と尺骨のバランスが崩れ、手関節尺側部痛を来す疾患です)

私達は、固定により筋力低下してしまった筋肉に早期からアプローチをかけ患者さんのADL(日常生活動作)を事故以前に戻るように治療していきます。

初めての施術の流れ