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症状紹介『鎖骨骨折』

2014.11.16 | Category: 未分類

こんにちは!千歳烏山整骨院の山本ですsmiley

 

ここ数日かなりの気温低下がみられ、本格的に冬になってきましたね、皆さん外出時は暖かい格好をして風邪

をひかないように気を付けましょう!

 

今回は『鎖骨骨折』をご紹介いたします。

 

 

鎖骨は胸の上方に左右一対ある細い骨で、胸の中心にある胸骨と左右の肩甲骨に連結し、

肩の運動と位置固定に重要な働きをしています。

 

交通事故で起こる骨折で一番発生率が高く、骨折の場所が外側の肩関節に近い場所で起こると肩の可動域

(肩関節の動かせる角度)が狭くなり、日常生活に悪影響を及ぼすなど

後遺症を残す場合が多くなりますので、適切な治療が大切になります。

 

また、実際に変形して、肩を上げられる角度が狭まり、日常生活に支障が出る場合などは、『後遺障害認定』

に認められる場合があります。

認められると怪我の慰謝料とは別に損害賠償請求の対象になるなど、

保険の見地からも広く認められたメジャー怪我がです。

 

鎖骨はからだの表面上にあり、容易に手で触れることができます。

場所的にもハンドルやダッシュボードに当たり易いので、直接の衝撃が骨に伝わり、骨折し易いのです。

また肩甲骨と連結しているので、手・肘・肩からの衝撃の影響で間接的な力で折れることもあります。

 

治療は、軽度な場合2~3週間ギプス固定、その後約3週間『クラビクルバンド』と呼ばれる鎖骨骨折専用の固

定装具で骨が結合するまで固定します。しかし鎖骨は多くの筋肉が付着し、腕もぶら下がっていますので、階

段状やへの字型に変形して結合する場合多いです。(変形治癒)

 

骨折が2箇所以上や激しい出血が伴うなど重症例は手術対象になります。多くはワイヤー状の『キルシュナー

鋼線』や『プレート』で骨を直接固定し、約半年後に治癒を確認後、

再手術を行って体内から装具を取り出します。

 

後遺症を残さない為にも、適切な治療や手術後のリハビリが大事になりますので是非ご相談をしてください。

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