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症例紹介『肩甲骨骨折』

2015.09.12 | Category: 未分類

 

こんにちは。大森駅前整骨院の佐々木です。
今年は残暑が少なく感じられます。
季節の変わり目ということもあり、また雨の日も多く寒暖差がありますね。
皆様、体調など崩されないようお気をつけください。

 

本日、ご紹介する症例は『肩甲骨(けんこうこつ)骨折』です。

 

・肩甲骨骨折とは

 

肩甲骨は、背中側の肩の部分についており、骨の中でも比較的薄い板状の骨です。 
他の骨とは、関節を形成しておらず、他のどの骨よりも自由に動かすことのできる骨です。 
外力に弱い構造ですが、多くの筋肉群に囲まれて補強されています。

 

肩甲骨骨折とは、交通事故で地面に叩きつけられる、強い衝撃を肩甲骨に受けるなどによって発生します。
強い衝撃による肩甲骨骨折の場合では、
鎖骨(さこつ)骨折、肋骨(ろっこつ)骨折、

肩鎖靱帯(けんさじんたい)の脱臼骨折を合併することがあります。
合併症がある場合、手術になることもあります。

 

・症状

 

肩甲骨骨折の症状としては、骨折部位の痛み、運動時痛、局所的な圧痛、骨折部位のはれ、

関節をスムーズに動かすことができなくなるなどの機能障害があります。

また、呼吸時に痛みが増すなどの症状も現れます。

 

※肩の後方部分に、経験したことのない激痛が走る。
※肩の後方部分が青黒く変色している。
※肩・肘を全く動かすことができない。

この3拍子が揃ったら、肩甲骨は骨折している可能性が高いです。

 

・治療

 

肩甲骨骨折で手術をすることは少なく、
三角巾、テーピングやサポーター等で2~3週間程度の肩を固定する、保存的治療を行います。 
その後は、振り子運動などの軽いリハビリテーション、温熱療法、電気療法などの理学療法を行い、
肩甲骨単独の骨折であれば、後遺障害を残すことも少なく、約3カ月程度の治療期間です。

 

肩甲骨の骨折は、病院でレントゲン検査を受けても肋骨が邪魔をして読み取りにくいため、

見過ごされてしまう場合もあります。
メディカルケア各院では初診時に徒手(としゅ)検査を行い、骨折の疑いがあれば応急処置を施し、
病院と連携をとり、速やかな対応をしてまいります。
安心してご来院ください。

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